Day.121 (徹底リスニング7日目)
今日やったこと
今日は「英文法を哲学する」を読み終えた。途中まではいまひとつだったけれども、途中から面白くなってきた。実際に役に立つ発想と言うよりは、英語をめぐるエッセイみたいな感じ。
それからいつも通り徹底リスニングと、「会話できる英文法大特訓第一章一周目」を。一日最低3時間と決めているけれど一日3時間だと1000時間学習するのに丸一年かかる。その二倍はやりたいと思っている。とはいえ勉強時間をはかっているわけでもないから、何時間くらいやっているのかは不明瞭である・・・。
それから今日届いた「表現英文法GFE」という本がかなりよさげなので、同じ著者が出している「パワー基本語トレーニング1000」「これなら話せる★チャンク英会話」という本を買った。
リスニングをやってみると、スピーキングも併せてやったほうが良いように感じるので、いろいろ探して、これで昨日届いた「会話できる英文法大特訓~」と併せて合計三冊ということになる。
普段は中古で600円くらいの本を買うのが常だけど、「チャンク英会話」は中古が出回っていないので新品で買うしかなかった。1800円、高い・・・。
リスニングのなにが難しいか
リスニングの難しさは、次の要素が大きいように感じる。
1.than thatとかit at all, up forみたいに機能語が連続するときの音
→早口になって聞き取りづらい。機能語の数は多くないので、二つ以上の機能語の連続を聞き取るようなアプリや本があっても面白いのではないかと思った。
2.w,r,lなどの流音
→rとlだけではなく、wも音として難しい。thとt,dやbとmのような音も、ネイティブスピードだと、何回聞いても違うように聞こえたりする。
→特にwは、5wのほかにwe,would,were,will,withなど機能語の語頭に多いため、wを聴けないとうまく聞き取れない場合が多い。wait,みたいな基本語もしかり。
3.句動詞やフレーズなど
→普通の文章でもリンキングは起こるけど、定型句は省略がひどくなっているので知識がないと聞き取れない。asとかatとかは句動詞やフレーズに組み込まれていることが多いけれどまあ聞き取れない。
おまけに、個人的にはどういうわけか、at,as,allなどのaから始まる機能語が聞き取れないことが多いので、課題なんだろうと思っている。でもとにかく今は毎日リスニング続けて量をこなすしかないので理論はそれほど意味がない・・・。
補遺
「英文法を哲学する」の内容を簡単にまとめると、
- 本来の英語らしさはSVO(目的語の世界)、名詞と名詞の関係(NVN)の世界にある。
- SVOはモノとモノの関係を事実としてバッサリ言い切る。
- 動詞(物の関係)中心の英語の世界に、"補語"は別の原理を持ち込む。
- 補語を用いるSVCにはモノとモノの関係がなく、時に主語も不明瞭になる。
- 補語(C)はそのまま節になることができ、あるいはSVCからbe動詞を抜くことでも節になる。
- 完了形はSVCの世界をSVOの世界に引き込む(I have killed a deer. はI have a deer killed.の倒置)
- 助動詞を用いると事実以外の感想や意見といった主観的描写が可能になる。
- 英語には未来形がないため、willなどの助動詞を用いる描写に頼る。
- to不定詞で未然、ingは継続、have+過去分詞で完了、が表せる。現在形-過去形の二つしかない時制と区別して、これらをアスペクトと呼ぶ。
- 現在と過去の二つしかない時制と、アスペクト、助動詞を組み合わせることで発展的な時間表現を行う。
- 細やかな描写を実現ために、助動詞による主観的描写とアスペクトを使いこなすことが重要。